初期費用は，いつ元がとれるの？
OMソーラーのメンテナンス費が気になる･･･
ただえさえ，高額になっている住宅の価格。
- ＯＭソーラーをのせても
- それに見合ったリターンを感じなければ
- のちのち後悔することになってしまいます
この記事では，ＯＭソーラーで元がとれるのかどうか，
私の家の使用状況をもとに報告します。
ＯＭソーラーをつけるかどうか迷っている方は，ぜひ最後までお読みください
- OMソーラーを５年間使用
- OMソーラーのメリット，デメリットを把握
- OMソーラー株式会社主催のセミナーに定期的に参加
- 無垢床（赤松）の平屋
- ４人の子育てパパ
- 自然素材の家で子育てできる幸せを実感中
前提条件：家の性能，電気代プラン，家族構成について
電気代のことを説明する前に，前提条件の確認です
- 家の性能
- 電気代プラン
- 家族構成
この３つについて，お伝えします
家の性能
私の家は，オール電化の平屋の住宅です
- 居住地 関東地方
- 床面積 124.21㎡
- OMソーラー（太陽パネルは無し）
- オール電化システム：エコキュート，IＨあり
- エアコン２台（リビング，寝室）
- 食洗機，ルンバ，（基本は１日に１回）
エアコンは，夏に使用しています。暑いときは，日中はリビング，就寝中は寝室のエアコンを付けます。冬の暖房器具は，OMソーラーのみです
冬は，OMソーラーだけでどの部屋もあたたかくになります
OMソーラーの設定温度は，次のとおり。
設定温度の22℃より低い場合は，OMソーラーの補助暖房が稼働するようになっています。
朝活をすることが多いので，3時から付けています。補助暖房を付けるのは，午前中だけです
電気代プラン
我が家は，東京電力の「スマートライフプラン」に加入しています。
- 基本料金 501.03円
- 午前６時～翌午前１時 35.76円（1kWh)
- 午前１時～午前６時 27.86円（1kWh）
スマートライフプランは，設置しているブレーカの容量によらず，電気の使用実績に基づき，契約の大きさを毎月決定します。主に，オール電化住宅の方にオススメです
夜間の方が電気代が安くなるため，ＯＭソーラーの補助暖房や食洗機は，深夜や早朝に使っています
家族構成
私の家は，６人家族です。４人の女の子を育てています
- 妻は育休中で在宅
- 上の２人は，小学校に通い
- 下の２人は，家で子育て
日中も家にいることが多いため，ＯＭソーラーをフル活用しています
１年間の電気代は，２０万円
2024年1月～2024年12月までの１年間の電気代は，約21万円でした。
月ごとの電気代を紹介します
1年間の電気代 2024年1月～2024年12月まで
一番高いのは，25,889円（2024年2月）でした。
やっぱり，冬の電気代が高くなっています。
全国平均より，年間4000円高い電気代
全国の平均と私の家の電気代を比較してみましょう
一般家庭の電気代の平均額は，次のとおり。
| １人暮らし | 6,808円/月 |
| ２人暮らし | 11,307円/月 |
| ３人家族 | 13,157円/月 |
| ４人家族 | 13,948円/月 |
| ５人家族 | 15,474円/月 |
| ６人家族以上 | 17,869円/月 |
6人家族の平均は，17,869円/月なので，
1年間の合計は，214,428円。（17,869×12ヶ月）
私の家が218,471円だったので，4,000円高いという結果です
2022年との比較のため，電気代がさらに上がっている可能性はあります
それでも，ＯＭソーラーをのせても電気代を節約するまでにはいかないようです
OMソーラーの初期費用が200万円以上かかるから，設置しない方がいいかも･･･
確かに，そう思われる方も多いでしょう
でも，まだ節約できることはあります
OMソーラーの元が取れるのは，１6年後
OMソーラーは，初期費用に２３０万円かかりました。
２３０万円の元が取れるのは，１6年後ということが分かりました
- ガス台７万円
- 灯油代７万円
年間１4万円の節約ができるため，２３０÷１4＝約１6年となります
節約できる金額は，昔に住んでいた家との比較で考えています。築４０年の一軒家に住んでいたので，ガスコンロを使用し，灯油ボイラーで給湯していました。
では，ガス台，灯油代についてみていきましょう
ガス台７万円の節約
私たちの家は，オール電化です。そのため，ガス代金は０円。
一般家庭のガス代の平均額は，次のとおり。
| １人暮らし | 3,331円/月 |
| ２人暮らし | 4,900円/月 |
| ３人家族 | 5,555円/月 |
| ４人家族 | 5,427円/月 |
| ５人家族 | 5,506円/月 |
| ６人家族以上 | 6,156円/月 |
オール電化の家では，ガス代が０円です。
1年間で，73,872円の節約ができます
灯油代７万円の節約
OMソーラーで給湯できるため，灯油ボイラーや石油ファンヒーターを使用していません
灯油ボイラーを使う場合，給湯にかかる平均額は１ヶ月あたり6,000円～8,000円です
≫灯油ボイラーの灯油代は月いくら？燃費の良し悪しや導入メリットの判断ポイント
6,000円で計算すると，年間で7万2000円の節約です
電気代の節約はできなくても，ガス・灯油代がからないため，16年で元がとれることになります
でも，ＯＭソーラーが故障したり，メンテナンス費もかかるんじゃない？
ＯＭソーラーが故障したことを心配する気持ちも分かります
私もそうでした。次に，OMソーラーのメンテナンスにかかる費用について考えてみましょう
OMソーラーにかかるメンテナンス費
私は，OMソーラーに家に住んで5年が経過しました
今のところ，メンテナンス費はかかっていません
そこで，OMソーラーにかかるメンテナンス費について工務店に問い合わせをしました
これからかかるであろうメンテナンス費についてみていきましょう
機械の交換で100万円
OMソーラーのファンなどの寿命は，10～15年と言われています
20年以上も問題なく稼働している方もいますが，機械のため当たり外れがあるようです
交換しなければいけないのは，
- OMソーラーのハンドリングボックス
- 制御盤
などが考えられます。
ハンドリングボックス，制御盤をまとめて交換すると，1台あたり100万円程度と考えればよいということでした
補助暖房は，50万円
私の家は，補助暖房を使用しています
補助暖房とは，天気が悪くOMソーラーが稼働しない際に，床下から暖かい空気を送る設備です
機械なので，10年～15年程度で交換する可能性があるそうです。
金額は，およそ50万円です
エアコンの寿命が一般的に10年間と言われているため，補助暖房も同じくらいと考えてよいでしょう
メンテナンス費を考慮すると，OMソーラーの元をとるのは難しい
メンテナンス費を考慮すると，OMソーラーの元をとるのは難しいことが分かります
- 初期費用が230万円で
- 年間14万円節約（ガス・灯油代）しても
- メンテナンス費で10年以降に150万円かかる
メンテナンス費を考慮すると，年間1万円の赤字になってしまします
仮に，10年後に運悪くハンドリングボックス，制御盤，補助暖房が故障したとすると
230万（初期費用）＋150万円（メンテナンス費用）ー14万円（年間の節約）×10年＝240万円
となります。
もう，OMソーラーいらないじゃん･･･
そのように，考える人の気持ち･･･よく分かります
でも，大切なのはお金だけではありません。OMソーラーに240万円の価値があるかを考えることが大切です
OMソーラーに払う金額以上の価値があるかを考えることが大切
正直，OMソーラーの元をとることは難しいです
私としては，OMソーラーに払う金額<豊かな生活になっていることが大切だと考えます
OMソーラーがあることで
- どの部屋も同じ温度で生活でき
- 自然の営みを感じながら
- 安心して子育てをすることができる
個人的には，豊かな生活をすることができていると思っています
▼OMソーラーのメリットは，別記事でまとめています▼
OMソーラーにかかる費用を考えた上で，それに見合った生活が自分にとって価値があるかどうか天秤にかけることが大切です
この記事が，これからOMソーラーを設置するかどうか判断に迷っている方の助けになると嬉しいです
迷っている方は，複数のハウスメーカー，工務店と比較してみてもよいでしょう
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このブログを読んでいただいた方から，コメントをもらうことが多くなってきました。
- OMソーラーについてもっと知りたいこと
- OMソーラーの心配なこと
- OMソーラーの使いごこち
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