
住宅づくりをはじめたいけれど、何から手をつければいい?



とりあえず、住宅展示場に行けばいいんじゃないかな…
こんな人のための記事です。
私達が家づくりがスタートしたのは、妻の妊娠でした。
- お腹が大きくなり、
- どこにも出かけられず、暇だったこともあり、
- 「じゃあ、ちょっと行ってみる?」と軽い気持ちで住宅展示場へ。
何の準備もなく、住宅展示場に行ってしまいました。
結果は、営業マンの話に流され気づけば家づくりのペースを握られていました。
冷静に比較できないまま、気づけばどんどん話が進み、
後から「やっぱり違ったかも…」と後悔することに。
運良く、子どもが生まれたことを理由に、
しつこい営業マンの問合せを断ることができました。



あのまま進んでいたら、理想とは違う家を高い値段で購入していたかしれません。
この記事では、住宅展示場で私たちが実際に失敗した体験談と、
これから行く人が同じ後悔をしないための準備についてまとめました。
これから住宅展示場に行こうと思っている方は、
私たちの失敗をぜひ教訓にしてください!
いきなり住宅展示場に行って失敗した体験談


最初にあった営業マンが担当になった
ドキドキ、ワクワクしながら行った、はじめての住宅展示場。
私達は、どこの会社から入るかさえ決めていませんでした。
「どこがいいかなー」と妻と相談しながら、住宅展示場をぐるっと1周。
悩んだ末に、よくCMで見かける有名なハウスメーカーに入りました。
モデルハウスがおしゃれで、有名企業だから大丈夫だろうと思ったのです。
勇気をだして展示場に入ると、
- コーヒーと茶菓子をもらい
- 和やかな雰囲気で話がスタート。
- でも、「住宅展示場は、はじめてです」と聞いた瞬間
- 目の奥がギラッとひかり、「最初にうちにきたのが運命ですね」と
ものすごい営業トークがスタート。



「すごいですね」「そうですか」と相槌を打つのが精一杯。
営業マンのセールストークに完全にのまれていました。
この営業マンがおかしいと思い始めたのは、何回か打合せをしてからでした。
- 私たちが悩むと「こうしましょう」と価格の高い方を選択
- 他の住宅メーカーのことを話すと、ネガティブトークが止まらない
- 「来年までに家を建てたいですね」と一方的に家づくりのスケジュールを決める
「あれ?ちょっとおかしいのでは?」と気付いたものの、時すでに遅し。今さら、営業マンを変更してほしいということもできず、このハウスメーカーで家を建てることを諦めることにしました。
営業マンの影響力が強すぎて、冷静な比較ができない
知識がない状態で住宅展示場に行くと、営業マンの話がすべて正しく思えてしまいます。
- 今なら特別なプランがありますよ
- とりあえず、間取りを作ってみましょう
- ○月○日の完成見学会に予約に行きましょう
営業マンのセールストークは、圧がすごいです。



こちらがお願いしていないのに、どんどん話が進みます。
本当に良い家なのか、自分たちに合っているのかをじっくり考える前に、「この流れに乗らなければいけないのでは?」と妙な焦りが出てきました。結果的に「なんとなくいいかも?」という曖昧な理由で前向きに検討してしまいそうになりました。
他のメーカーと比較しようと考えていましたが、
- 「比較する必要はありませんよ」
- 「他社と違って、うちは〇〇が強みです」
- 「むしろ、他と比べると迷ってしまうだけです」
と、私たちが考える余地を与えないような話し方をしてきます。
その場では「なるほど」と納得したものの、後から冷静に考えると、「本当にそうなのか?」「他の会社でも同じことを言われるのでは?」と疑問が湧きました。
とりあえず入ったモデルハウスで時間を無駄にした
何も決めずに展示場へ行ったので
- 適当に気になったモデルハウスに入り、
- 書きたくもない個人情報を記入させられ、
- 何度も話した家族構成や家の希望をもう一度話し、
- 「やっぱりこの会社ではやめよう」と思っても
- 「そろそろ失礼します」の一言が言い出せない雰囲気
「何となく入っただけなのに、こんなに時間が取られるとは…」と後悔しました。



もし、展示場に行くなら、事前に「話を聞いて帰ります」
「予定があるので、◯時までに帰ります」と伝えておくことが大事です。
営業マンからの電話・勧誘がしつこかった
展示場でアンケートに記入したら、
その後すぐに営業マンから電話やメールが頻繁に届くようになりました。
- その後いかがですか?
- いつごろ打合せされますか?
と何度も連絡がありました。ノルマがあって必死なのもわかるのですが、
夜の19:00に連絡はしてほしくありませんでした。



電話だけでなく、家に直接くることもありました。
妻は、営業マンに「近くでうちの施工例を見てみませんか?」と誘われました。
急に家にきた営業マンを断りにくかった妻。
- 「ちょっと見るだけなら…」と車に乗ったものの
- 「あの家はうちが建てました」と
- 次々に自社の家を紹介しながら
- 街をぐるぐるまわる
家でやることもあったし、得ることもなかったので、時間の無駄になりました。
もしアンケートを書くなら、「連絡不要」と記入するか「電話は出られないことが多いため、メールだけにしてもいませんか」と伝えることがオススメです。
いきなり住宅展示場に行って失敗した理由


予算を決めていない
私たちは、自分たちの家を建てたいという希望はもっていましたが、
具体的な計画は何も立てていませんでした。



予算を決めずに出かけたことで、
その場の雰囲気に流されることが多かったです。
- 天井を高くすると、10万円かかります
- 脱衣所と洗面所を分けると、30万円はかかりますかね
どんどん、膨れ上がる金額に金銭感覚が追いつきませんでした
結局、子どもが生まれたことで、家づくりも中断することになりました。私たちにとっては、運がよかったです。一度冷静になり、予算を決めることができたからです。自分たちの収入やライフプランに合った予算を決めておくべきだったと反省しました。
住宅の工法や性能についての予備知識がない
住宅展示場に並ぶモデルハウスは、どれも魅力的です。
しかし、工法や性能についてある程度知識がないと、
見た目や営業トークに流されてしまいます。
- 当社は、全館空調で一年中快適です
- 断熱材に〇〇を使っているのは、うちだけです
- 震度7の地震に対応するため、〇〇構造を採用しています



こんな話を聞くと、「なんとなくよさそう」と思ってしまいますよね。
でも、よくよく調べてみると、断熱材には、「ウレタン」「グラスウール」「セルロースファイバー」などの種類があり、工法によって耐震性や気密性に違いがあることもわかりました。こういった予備知識をもっていれば、その会社の強み特徴を知るために、「なぜその工法を選んでいるのか?」と質問することもできました。
家の希望について夫婦で話し合っていない
夫婦で具体的な希望を話し合っていなかったため、
「ここは絶対に譲れない!」というポイントが定まっていませんでした。
営業マンから
- このプランなら、オプションで〇〇をつけられますよ
- アイランドキッチンを選択する方が増えていますね
- 間接照明をつけるとオシャレに見えますよ
と営業マンから提案されるびに、
「どうする?」「とりあえずつけておこっか」とその場の雰囲気で決めてしまいました。



でも、帰ってから後悔することもありました。
例えば、キッチンについてシミュレーションをしてみると
- ダイニングとキッチンの動線が微妙じゃない?
- 換気扇が目立つのはやめてほしい
など、夫婦で意見が分かれることがありました。住宅展示場で決めたことが、コロッと変わってしまいました。
本来なら、「家でどんな暮らしをしたいのか」「優先するポイントは何か」をしっかり話し合ってから展示場に行くべきでした。そうすれば、営業マンの提案に流されることなく、自分たちに合った家づくりができたはずです。
住宅展示場に行く前にやるべき準備


予算を明確にする
家づくりでまず大切なのは、「自分たちはいくらの家を建てられるのか」を知ることです。
予算は、年収や貯蓄、将来のライフプランを考えながら、無理のない予算を決めておくことが重要です。
例えば、
- 頭金はどれくらい用意できるのか?
- 毎月の返済額はどれくらいなら無理なく払えるのか?
- 将来の教育費や車の買い替えなど、他の出費を考慮しているか?



このような点を事前に整理しておくと、
住宅展示場での判断がブレにくくなります。
住宅ローンの仮審査をしておく



まだ家を建てるか決めてないのに、仮審査は早すぎるのでは?
早すぎることはありません。



事前に自分たちの資金計画を知ることは、
後の後悔を防ぐためにとても大切なステップです。
仮審査をすることで、次のようなメリットがあります。
- 借入可能額がわかる→自分たちの資金計画を明確にできる
- 金利や返済計画のイメージがつかめる→無理のないローンプランを立てやすくなる
- 予算設定に役立つ→住宅いかける適正な金額を把握できる
住宅ローンを比較するなら、モゲチェックが便利です。
- 様々な金融機関の住宅ローンを効率よく比較できる
- 金利、返済条件、諸経費などの重要な情報を一覧で確認できる
- 自分の年収や借入額に合った最適なローンを見つけられる
メリットだらけです。



住宅展示場や銀行の営業マンが提案する借入金額には、注意が必要です。
こちらの想定以上の住宅ローンを勧めてくることが多いからです。”借りられる金額”と”無理なく払える金額”は、全く違うことに注意する必要があります。限度額いっぱいまで借りてしまって、支払いが滞ることがないようにしたいですよね。
理想の住まいのイメージをもつ
展示場に行く前に、「どんな暮らしをしたいのか?」を夫婦や家族でしっかり話し合いましょう
例えば、次のようなポイントを考えてみてください。
- 家で大切にしたい時間は?(家事のしやすさ、趣味の時間、子どもの遊び場)
- 生活動線のこだわりは?(収納の配置、洗濯のしやすさ、玄関の広さ)
- 家の雰囲気は?(ナチュラル、モダン、和風など)



事前にイメージを固めておくことで、
住宅展示場での見学がスムーズになり、家づくりが楽しくなります。
理想の住まいのイメージをもつためにしたこと


雑誌や本を買う
役に立った本を2冊紹介します。
①SUUMO注文住宅(地元版)
- 家の間取り
- 実際に建てた人のエピソード
- 地元の工務店の紹介
380円で購入できるとは思えない情報量です。
家を建てるなら大手ハウスメーカーと思っていましたが、工務店も意外といいかもしれないと考え始めたきっかけとなりました。
②片付けの解剖図鑑
家づくりはじめたときに、母親からもらいました。
建築の専門家が、設計の視点で片付けに関する内容をイラストや例え話を用いてわかりやすく解説しています。
この本を読んだおかげで、
- 市販の家具を減らし、物に溢れない生活スタイルにする
- ダイニングテーブルの周りに造作家具を設置する
という、家のコンセプトを決めることができました。
どんな家に住みたいか、なかなか決まらない方にオススメの本です。2013年に出版された本ですが、これから家を建てる人にぜひ読んでほしいです。
SNSを活用する
我が家では、SNSからの情報収集を妻が担当しました
よく使っていたのは、Instagramです。
#マイホーム計画や#注文住宅と検索すれば、たくさん施工事例やアイディアを学ぶことができます。
Instagramは、
- 最新のトレンドを知るのに最適で、
- 生活感がわかる写真が多いため、
- 現実的な家づくりの参考になりました



調べれば調べるほど、自分に好みにあった家の情報が多くなるので、
効率的に学ぶことができます
完成見学会に出かける
実際に住んでいる人の感想を聞くために、工務店やハウスメーカーが開催する完成見学会に参加しました。
- モデルハウスではわからない「リアルな生活感」
- 収納の工夫や生活動線を実際に体感
- 建て主のこだわりポイントを聞く時間
完成見学会に行ったからこそ学べる内容が多くありました。完成見学会、とっても楽しいです!



見学会にいくたびに、「やっぱりリビングは広くしたい」
「洗濯動線をラクにしたい」など、家づくりのイメージが広がりました。
カタログを取り寄せる
気になるハウスメーカーや工務店のカタログは、取り寄せるべきです。
✔ 無料で請求できるので、手軽に情報収集ができる
✔ 各社の得意なデザインや性能の違いがわかるので、比較がしやすい
✔ 間取りを見ながら、自分に合った家のレイアウトを考えられる
住宅展示場に行かずに、自分のペースで学べるのもメリットです。



カタログを取り寄せるなら、タウンライフがおすすめです!
タウンライフなら、複数のハウスメーカーから一括でカタログ・見積もりがもらえるので、
いちいち個別に問い合わせる手間が省けます。
さらに、あなたの希望に合った住宅会社をピックアップしてくれるので、
時間をかけずに理想の住まいが見つかるかもしれません。
家づくりを効率的に進めたいなら、まずはタウンライフで無料のカタログ請求を試してみてください。
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- 自分たちの希望の間取りプランを複数作成
まとめ:住宅展示場は、ある程度の知識・要望を持ってから行こう
住宅展示場は、家づくりの参考になる場所です。
でも、事前準備なしで行くと
- 売上だけに執着した営業マンに会うかも
- 自分の理想とかけ離れた家づくりがはじまるかも
- ただ、個人情報を教えただけで時間の無駄になるかも
しれません!
①予算の把握 ②基本知識の習得 ③希望の整理をしてから行くことで、
有意義な情報収集ができ、後悔のない家づくりにつながります。



ぜひ、準備をしてから住宅展示場に出かけ、
家づくりを楽しみましょう。