パッシブエアコンのメリット,デメリットは?全館空調で後悔したくない方へ

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パッシブエアコンをのせるべきかな

パッシブエアコンのデメリットを知った上で,判断したい

  • 全ての部屋が同じ温度で快適になるのは嬉しいし,
  • 長い目で見れば電気代が安くなるらしいけれど
  • 初期費用が高くて踏ん切りがつかない

こんな人のための記事です。

結論からいうと,

パッシブエアコンによって,快適な生活ができる。金銭的にもお得になる可能性は十分ある!

です。

とはいえ,「誰でも,パッシブエアコンをいれるべき!!!」というわけではありません

では,どんな人が,パッシブエアコンを導入すべきなのか?

この記事では,パッシブエアコンのメリット,デメリットをご紹介していきます

この記事のポイント

パッシブエアコンのメリット,デメリットは

  • CO2の排出量を抑え,環境に優しい
  • 電気代を節約できる
  • ヒートショックのリスクを軽減できる
  • 家全体の温度差がなく,全部屋を利用できる
  • 冬,朝起きるのが苦にならない
  • 室外機が1つで,見た目がスッキリ
  • エアコンのオン,オフの手間が省略できる
  • 子育てに最適
  • ×初期費用が高い
  • ×月々の光熱費が高くなりそうで心配
  • ×使用していない部屋の温度を保っていることにもったいなさを感じる
  • ×修理,交換に3~4日必要
  • ×高度な設計技術が必要

です。

デメリットよりもメリットの方が大きいと感じた方は,パッシブエアコンをオススメします

目次

パッシブエアコンのメリット8選

パッシブエアコンのメリットは,8つ。

パッシブエアコンのメリット8選
  1. CO2の排出量を抑え,環境に優しい
  2. 電気代を節約できる
  3. ヒートショックのリスクを軽減できる
  4. 家全体の温度差がなく,全部屋を利用できる
  5. 冬,朝起きるのが苦にならない
  6. 室外機が1つで,見た目がスッキリ
  7. エアコンのオン,オフの手間が省略できる
  8. 子育てに最適

1つずつ見ていきましょう。

メリット①CO2の排出量を抑え,環境に優しい

パッシブエアコンは,環境に優しいです

  • 断熱や気密性の高い家を作り
  • 従来のエアコンより電気消費量が少なくすむため
  • 省エネ効果が高い

「快適な生活を送る」+「環境に優しい」という2つの願いを実現できます

メリット②電気代を節約できる

パッシブエアコンは,電気代を節約できます

一年中付けっぱなしなのに,どうして?

そう思われる方もいますよね

パッシブエアコンのHPに,各地域の電気料金のシミュレーションが掲載されています。地域別のデータが分かりやすく示されています

▼パッシブエアコンの電気料金シミュレーションはこちらから▼

パッシブエアコンの地域別シミュレーション

メリット③ヒートショックのリスクを軽減できる

ヒートショックが起こりやすい場所は,5つ。

  • 浴室
  • 脱衣所
  • トイレ
  • 洗面所
  • 廊下

温度差が大きい場所に起こりやすいです。理由は,暖房設備が不十分なためでしょう。

脱衣所やトイレに,暖房設備を設置する方もいますよね

でも,持ち運びや,スイッチのオン/オフがちょっと面倒です

パッシブエアコンなら全ての部屋の温度を均一にし,温度差を緩和してくれます。

メリット④家全体の温度差がなく,全部屋を利用できる

パッシブエアコンの家に住むと,全ての部屋を使えるようになります

それって当たり前じゃない?

そう思う方もいるでしょう

でも,意外とできていない方は多いです

  • 寝る前に,寝室のエアコンを付けておく
  • 部屋の扉の開け閉めに気を遣う
  • むわっとした空気を感じる部屋に物を取りに行く

ちょっとしたストレスを感じながら,生活していませんか?

パッシブエアコンならこういったストレスを感じず,どの部屋でも快適に過ごすことができます。

  • 寝るor起きる時刻に合わせて,エアコンのタイマーを設定することなく
  • 部屋の扉を開けっぱなしにして注意される必要もなく
  • 暑いor/寒い部屋のちょっとした滞在時間を我慢しなくてすむ

パッシブエアコンによって,ストレスのかからない生活ができます

メリット⑤冬の朝に起きるのが苦にならない

冬の朝に,寒くて布団から出たくない・・・あと5分ぬくぬくしていたい

パッシブエアコンによって,このように感じることはなくなります。

お布団の外に出ても,寒く感じることはありません。朝の時間を有意義に使えるでしょう

メリット⑥室外機が1つで,見た目がすっきり

室外機が1つですむのもメリットです

外観がスッキリして,家の見た目がよくなります

OMソーラーの私の家は,リビングにエアコンが1台です

でも,子ども部屋にもエアコンを設置できるように設計してもらいました

そのため,室外機を付けるためのダクトが出てしまっています

家の裏側ではあるものの,見た目がよくないです。ダクトから,虫が入ってこないように養生テープを貼ってあるのも,いまいちです・・・

パッシブエアコンなら室外機1つですむため,家全体の見た目もスッキリするでしょう。

メリット⑦エアコンのオン,オフの手間が省略できる

パッシブエアコンは,一度温度の設定を行えば,あとはほっとくだけ。

  • エアコンのスイッチを探したり
  • 風向きや強弱を変えたり
  • 設定温度を変える必要はありません

余計なことを考える時間を削減し,自分がやりたいことに集中できます

でも,寝ているときは温度をちょっと変えたい。

そういった方は,柔軟モードもあります

  1. 通常運転: 設定温度で運転
  2. キープ運転: 不在時や就寝時に設定温度を少し控えめにする省エネモード
  3. おすすめタイマー: 1日の中で通常運転とキープ運転を自動で切り替える

自分たちの生活スタイルに合わせて,設定することかできます

メリッ⑧子育てに最適

パッシブエアコンは,

  • 冷風からゆっくり降りてきて
  • 温風は窓際や壁際からふわふわ流れる

空気の流れが穏やかで,子育てに最適です

特に,冬場のほんのりあたたかい空気は,ありがたいでしょう

パッシブエアコンのデメリット5選

パッシブエアコンのメリットは,8つ。

パッシブエアコンのデメリット5選
  1. ×初期費用が高い
  2. ×月々の光熱費が高くなりそうで心配
  3. ×使用していない部屋の温度を保っていることにもったいなさを感じる
  4. ×修理,交換に3~4日必要
  5. ×高度な設計技術が必要

1つずつ見ていきましょう。

デメリット①初期費用が高い

パッシブエアコンの初期費用は,200~300万円かかります

  • 小屋裏設置の本体
  • 各部屋に冷気・暖気を送るダクト
  • 室外機
  • 人件費

を含めると,これくらいかかるのはしょうがないでしょう

初期費用は高いですが,長期的に見ればコスト効率がよくなると言われています。

デメリット②月々の光熱費が高くなりそうで心配

一度稼働すると

  • 24時間
  • 何もしなくても
  • 全ての部屋の温度を均一に保つ

それが,パッシブエアコンです。

全ての部屋にエアコンを付けているイメージをもっていると,パッシブエアコン=電気代が高いと思いがちですよね

でも,実はそこまで高くないというデータがあります

むしろ,安い場合だってあるのです。

電気代は,以下の要因によって変動します

  • 住宅の断熱性能と機密性
  • 家の広さや間取り
  • 使用方法や設定温度
  • 地域の気候条件

パッシブエアコンのHPに,各地域の電気料金のシミュレーションが掲載されています。地域別のデータが分かりやすく示されています

▼パッシブエアコンの電気料金シミュレーションはこちらから▼

パッシブエアコンの地域別シミュレーション

デメリット③使用していない部屋の温度を保っていることにもったいなさを感じる

使っていない部屋まで涼しくしたり,暖めたりするのは,もったいなく感じませんか?

電気代を無駄に払っているような気がする・・・

その気持ち,分かります。

でも,実はむしろ効率的と言われています。

全館空調システムは,家全体の温度管理を一元的に制御するため、個別の冷暖房装置よりも効率的にエネルギーを利用できます。OMソーラーを採用している私の家も,冬はOMソーラー以外の暖房器具は使用していません。

デメリット④修理,交換に3~4日必要

よくも悪くも高性能なのが,パッシブエアコン。

故障した場合は,専門の業者に修理を依頼するため,しばらく使えなくなります。

その日数は,3~4日間かかると言われています。

真夏や真冬の日に・・・と考えると,ちょっと心配になりますよね

パッシブエアコンは,どれくらいで壊れるの?

パッシブエアコンの平均寿命は,10~15年くらいです。一般的なエアコンと同じくらいです。もし壊れてしまっても,メーカー保証期間を含めて,10年間の保証が付きます。

デメリット⑤高度な設計技術が必要

パッシブエアコンは,単なるエアコン装置ではありません。

建物全体の設計と密接に関連しているため

  • 高性能な断熱材の選択と適切な施工
  • 庇や軒などの効果的な配置
  • 風の流れを考慮した設計

などをバランスよく組み合わせることが必要です

自分の家を建てる工務店が,パッシブエアコンの性能を十分引き出すことができるかは,検討する必要があるでしょう

まとめ

この記事では,パッシブエアコンのメリット,デメリットをお伝えしました。

パッシブエアコンのメリット・デメリット
  • CO2の排出量を抑え,環境に優しい
  • 電気代を節約できる
  • ヒートショックのリスクを軽減できる
  • 家全体の温度差がなく,全部屋を利用できる
  • 冬,朝起きるのが苦にならない
  • 室外機が1つで,見た目がスッキリ
  • エアコンのオン,オフの手間が省略できる
  • 子育てに最適
  • ×初期費用が高い
  • ×月々の光熱費が高くなりそうで心配
  • ×使用していない部屋の温度を保っていることにもったいなさを感じる
  • ×修理,交換に3~4日必要
  • ×高度な設計技術が必要

私の家にはOMソーラーを搭載していますが,もう一度家をたてるなら
パッシブエアコンにする可能性大です

  • 天気に左右されず
  • エアコン1台で
  • 1年中どの部屋も一定の温度を保つ

初期費用は高いかも知れませんが,それに見合うメリットの方が大きいと感じます

このブログを読んでいただいた方から,コメントをもらうことが多くなってきました。

  • OMソーラー,パッシブエアコンについてもっと知りたいこと
  • OMソーラー,パッシブエアコンの心配なこと
  • OMソーラー,パッシブエアコンの使いごこち

などなど,コメントをいただけると嬉しいです♪

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