
OMソーラーの家は,シロアリが出やすいって本当?



自分でできる点検について知りたい
こんな人のための記事です
シロアリ被害は
- 発見が遅れると
- 家の構造を弱体化させ、
- 修復に高額な費用がかかる



当たり前のことですが,定期的な点検を行いましょう。被害を最小限に抑えられ,余計な出費をしなくてすみます
結論から言うと,シロアリが家を守る方法は「自分で点検+プロのサポート」の二段構えがオススメです
家のオーナーは,外回りと室内の両方をチェック
外回りのチェックリスト | 室内チェックリスト |
・庭や敷地内の木材の状態を確認 ・家の基礎部分と床下通気口の確認 ・排水管や雨どいの状態を確認 ・蟻道(シロアリの通り道)の有無を確認 | ・床や壁の状態を確認 ・OMソーラーの小屋裏のチェック ・窓枠やドア枠を確認 ・床下の点検口を活用 ・家具や収納スペースを点検 |
でも,素人の自分の目だけでは心配ですよね。やはり,専門家に頼ることは必須でしょう
→すみはじめて,10年を超えたら,専門業者に頼むのもあり◎
※同じシロアリ点検でも,会社によっては高額な請求をしてくることもあります。ぼったくりを防ぐためには,相場を知ることが大切です。



価格で損しない,信頼できるプロを見つけるためには,複数の業者を相見積もりすることをオススメします
そもそもOMソーラーは,シロアリが出る?→きちんとした工務店なら安心





そもそも,OMソーラーの家はシロアリが出やすいの?
OMソーラーのHPに,シロアリに関するQ&Aが書かれています
- OMソーラーの家のシロアリ対策で注意する点は何ですか?
- OMソーラーの家の床下空間は、高温の乾燥した空気が送り込まれるため基本的にはシロアリの繁殖や生存がしにくい環境ではありますが、結露、雨漏りなどによって、生息条件(食料・水分・温度)が整った場合やコンクリートのクラック等の隙間が生じた場合、建物に進入してくる可能性はあります。一般的な住宅では床下や地盤面から約1メートルの範囲で木材に薬剤を散布しますが、OMソーラーの家では床下を室内空間の一部と考えますので、床下空間などに薬剤散布をすることは避ける必要があります。薬剤を使用しないこと以外は一般の住宅と変わりません。施工にあたっては、シロアリが物理的に進入しにくいように、基礎の立ち上がり部分と蓄熱コンクリートが一体となるように打つ、木部には防蟻性の高い樹種を使用する、といった従来の薬剤の土壌処理に頼らないシロアリ対策をとります。また、施工時に地中に残材などを残さない、家の周辺に木材などを寄せて置かないといった注意も必要です。床下の空間は人が入れる高さを確保し、年一回程度点検をすることも早期発見と対処のために有効です。その他、家の周りにシロアリの餌を入れたカプセルを埋め込み、定期的に点検しシロアリが確認された場合のみ薬剤に交換することで巣を根絶させるベイト工法、木炭を原料とした塗料の施工(商品名:ヘルスコ・キュアーなど)、月桃やヒバ油などの防蟻効果の高い天然素材(商品名:アルピニアMCなど)の塗布等はありますが、防蟻対策にはそれぞれ長所・短所がありますので、詳しくはメーカーや販売店にご相談ください。
要約すると,この通り。
- 床下空間には,薬剤散布を使用していないものの,
- 高温の乾燥した空気が送り込まれるため,
- シロアリの繁殖・生存がしにくい環境。
- でも,年一回程度の点検をすべき
- いろいろな防蟻対策があるけど
- メーカーや販売店に相談
して欲しい,とのこと。



なんで,床下に薬剤散布しないの?シロアリから家を守るためなら,薬を使った方がいいのに・・・
OMソーラーの床下に,薬を使用しないのには理由があります
というか,薬をまいてはいけないのです。くわしく見ていきましょう
OMソーラーの家は,床下に薬剤散布できない理由
床下に薬をまけない理由は,「床下空間と室内空間」がつながっているためです


OMソーラーの家 | 一般的な住宅 |
・床下空間=家の中 ・基礎に換気口がなく,床下は外部につながっていない ・温められた空気を床下に送り、室内に利用 | ・床下空間=家の外 ・基礎に換気口を設け,床下が外部とつながっている ・床下=外のため,1階床面に断熱材を設置 |
床面の吹き出し口![]() ![]() | 床下の換気口![]() ![]() |
床下=室内のため,薬剤散布すると人体に悪影響がでる | 床下=外のため,薬剤散布しても人体に影響はない |



薬剤散布をしていないことは,心配しなくても大丈夫。ただし,きちんとした工務店ならばという条件付きです。
OMソーラーの家は,シロアリの侵入の可能性は低い※条件付き
OMソーラーを設置できるのは,OMソーラー会員工務店のみです
次のことを満たしていれば,基礎からシロアリが侵入してくる可能性はかなり低くなります
- 床下空間の空気の循環を均一にする
- 床下空間に人が入れる高さを確保
- 家の周辺に木材を置かない
- 地中に残材を残さない



でも,自分の家をつくる工務店は大丈夫なの?



そういう心配も最もです。その工務店が信頼できるか確かめましょう。
工務店が信頼できるかは,
- 完成見学会に行ったり
- オーナーさんの話を聞いたり
- HPやSNSで工務店の情報を調べたり
することが大切です。
本当は,数年住んだ方のオーナーさんの話を聞くのがベストです。自信がある工務店は,オーナーさんの家の見学会を開催し,体験談を聞く機会を設けています。私も工務店が企画する感謝祭で,10年以上住んでいる方に話を聞きました。自分より長い年数住んでいる方から,「やっぱりこの工務店にお願いしてよかった」と聞くと安心できます。オーナーさんに会える機会があったら,ぜひ参加してみましょう
▼OMソーラー会員工務店については,こちらからどうぞ▼
自分で点検~外回り~
外回りのチェックリストは,次のとおり。
- 庭や敷地内の木材の状態を確認
- 家の基礎部分と床下通気口の確認
- 排水管や雨どいの状態を確認
- シロアリの通り道の有無を確認
私は,1年に1回行っています。シロアリが出やすいと言われている5月頃に行っています



外回りのチェックは,30分程度あれば十分です。やろうと思えば,すぐに終わります
外回り① 庭や敷地内の木材の状態を確認
古い木材や枕木は,シロアリの温床になりやすいです
次のような木材が庭にある人は,要注意。
- 湿っている
- ボロボロになっている
私の家にもありました。子どもの砂遊び場です。


5年前にDIYで作ったので,周りの木材が古くなってきました
ホームセンターで買ってきた薬剤処理がされていない木材でDIYをしている場合は、要注意。例えば、ラティスなどを設置したり、切った薪を乾かしたりしている方は、定期的に確認しましょう。住んでいる方は、自分でシロアリを読んでしまっている可能性があります。



私の家にある砂遊び場の木材は、浴剤処理されていません。撤去するか,塗装を塗り直すか対応が必要ですね
外回り② 家の基礎部分は、シロアリの通り道の有無を確認
引用:アリプロ「シロアリの蟻道とは?まちがえやすいものとの判別法」より
基礎部分に、蟻道…シロアリの通り道がないことを確認しましょう
私の家の基礎部分の写真です


今のところは、問題なさそうです
これくらいなら、素人でも簡単にできますよね



子どもと庭で遊んでいるときに、家の周りをぐるっと1周するだけで完了です
外回り③ウッドデッキの下を確認
ウッドデッキの下から、侵入してくる可能性もあります
理由は、影になることが多いからです





目視する場所は、際の部分。シロアリが上がっていないか定期的に確認しましょう
ウッドデッキの下には、できるだけ物を置かないようにしてます。風や光が通りやすくなり、シロアリが入るリスクが減ります。
自分でできる点検~室内~
室内チェックリストは,次のとおり。
- 床や壁の状態を確認
- OMソーラーの小屋裏のチェック
- 窓枠やドア枠を確認
- 床下の点検口を活用
- 家具や収納スペースを点検
室内チェックは,荷物の整理や掃除のついでに行っています。



何かのついでにやると,負担感もないので楽です
室内① OMソーラーの小屋裏のチェック


小屋裏は、OMソーラーと直接つながっている部分です。
- 雨漏れがしていないか
- シロアリがいた形跡がないか
- 天井や隅を確認するとよいでしょう



普段使用しない部屋なのに、電気をつけられるありがたさを実感しました。工務店さんに感謝です
室内② 床下の確認


床下点検では、5つのポイントが超重要。
- 基礎際を見ること
- 床束を見ること
- 配管を見ること
- 浴室下を見ること
- 玄関下を見ること



素人でも床下点検なんてできるの…?



私もそう思ってました…でも、勇気を出して挑戦してみました
- 準備物が必要で
- 暗い、汚れる、狭い
- 家族にもうやらないでと言われる
気合と根性がかなり必要ですが…一度はやってみる価値があります。
ちなみに、参考にした動画は、「自分でシロアリ点検をする方法をプロが解説!」です。床下の調査にチャレンジしたい方は、視聴することをオススメします
自分で点検をするメリット


メリット:自分で点検すれば,費用を抑えられる
シロアリ点検を自分で行うと,専門業者に依頼するよりも大幅に費用を抑えることができます。
- 家の状態を知ることもできますし,
- なんといっても,自分の家ですから
- 自分の責任でチェックしたい気持ちがある



そんな人は,1年に1回程度は点検してましょう
ただし,確実な点検のためには、床下全体の調査が必要であり、専門業者に依頼するのが望ましいです。多くの業者が無料で床下調査を行っているため、自己点検と併用することで、より確実な結果を得られる可能性があります
ただし,素人の点検には,限界がある
いくら家に愛着があっても,素人の点検には限界があるのも事実。
- 毎年チェックしてても
- 大事な部分を見落として
- 結局,高額な修理費がかかった
こんな,悲しい結末は迎えたくないはず。



床下や天井裏の点検は危険を伴います。素人には適切に判断できない場合は,プロにお願いすべきです
プロに依頼するメリット


メリット①専門知識と経験がある



突然ですが、問題です。下の写真は、蟻道である。○かXか?
引用:アリプロ「シロアリの蟻道とは?まちがえやすいものとの判別法」より
正解は、「Xです。」蟻道ではなく、地蜘蛛(じぐも)という、土の中に生息する一種の巣らしいです。巣に土がかぶさるため、蟻道のように見えてしまうらしいです
私も分かりませんでした…
餅は餅屋という言葉があるとおり、シロアリのことは専門家に頼るのが一番。
- シロアリの種類や修正を熟知していて
- 小さな発見を見逃さず
- 正確に診断できる



お金がかかっても、プロに任せるという安心感が得られます
メリット②専門家のアドバイスによる安心感
見えないところで進行することが多い、シロアリの被害。
- シロアリの点検から
- 駆除、予防までを
- 全てお任せ
複雑な手続きや判断に悩むことなく、全ての作業を任せることができます



面倒なストレスが解消できるはずです
ただし,高額な請求をしてくる悪質業者に注意
シロアリの点検や駆除を依頼する際に,最も注意すべきなのは「業者による高額請求」です



すぐに駆除しないと,家がだめになります。○○万円の工事が必要です!今ならちょうど作業ができる者がいるので,今日のうちに契約しましょう
- いきなり高額な請求が届き,
- 適正価格がどうか調べることなく,
- 不安に感じて即決してしまいあとで後悔
残念ながら,ぼったくりをしてくる業者は多いです。



そこで,重要なのが「相見積もり」です。相見積もりを取ることで,不適切な高額請求を回避しましょう
相見積もりを取るべき3つの理由


理由①業者によって見積もり額に大きな差がある
シロアリ駆除の費用は、業者や施工方法によって数万円~数十万円の差 があります。
以下のようなケースで、金額が変わることを知っておくことが大切です。
✅ 使用する薬剤の種類(持続期間が異なる)
✅ 施工方法(ベイト工法・バリア工法など)
✅ 保証の有無(保証期間が長いほど費用が高くなることも)



1社だけの見積もりで決めると、不必要な工事を含めた高額な請求を受けるリスクがあります。
理由②不要な工事を回避できる
悪質な業者は、実際にはシロアリ被害が少ないのに「すぐに駆除しないと家がダメになります!」と煽って、過剰な工事を提案することがあります。
複数の業者の意見を比較することで、本当に必要な工事なのかを冷静に判断 できます。
✔ A社:「部分的な予防処理でOK」
✔ B社:「全体の駆除工事が必要(100万円)」
✔ C社:「簡易処理と定期点検で様子見」



このように、業者によって提案が違うことがあるため、慎重に選ぶことが大切です。
理由③適正価格を把握できる
シロアリ駆除の費用は、一般的に1坪あたり5,000円~12,000円程度が相場ですが、これを知らないと高額な請求を受けても気づきません。
相見積もりを取ることで、各社の価格を比較し 「平均的な相場価格」 を知ることができます。
🔹 適正価格の見極めポイント
✅ 極端に安すぎる業者も要注意!(手抜き工事の可能性)
✅ 相場より高すぎる場合は内訳を確認!(必要な費用なのか判断)
✅ 保証やアフターサービスの有無をチェック!
相見積もりの取り方と業者選びのコツ


ステップ①信頼できる業者を選ぶ
相見積もりを取る際は、地域で実績のある業者 や 大手の信頼できる会社 から選ぶのが安心です。
🔹 おすすめの探し方
✅ 知人の紹介や口コミをチェック
✅ シロアリ駆除協会に加盟している業者を選ぶ
✅ アフターサービスや保証の内容を確認する
ステップ②最低でも3社に依頼する
1社だけでは比較できないため、最低でも3社から見積もりを取る のが理想的です。
ただし、相見積もりをする際は「最初の業者には契約を即決しない」ことが大切です。
ステップ③見積もり内容を細かくチェック
業者によって、見積書のフォーマットや内容が異なることがあります。
🔹 見るべきポイント
✅ 施工範囲が明確に書かれているか?
✅ 薬剤や施工方法の詳細が記載されているか?
✅ 追加費用が発生しないか?(後から追加請求されるケースも)
まとめ:「自分で点検+プロのサポート」の2段構え
シロアリ被害は早期発見が重要です。
- OMソーラーで快適な暮らしをしながら
- できるところは自分で点検し,
- 気になる箇所はプロに相談
そうすれば,余計なお金もかからず,家を長く保つことができます
「自分で点検+プロのサポート」の二段構えで、家をシロアリから守りましょう!