
「子どもがのびのび遊べるスペースがほしい」



「家族みんなで楽しめる場所をつくりたい」



「洗濯や布団干しをもっとラクにしたい」
そんな方にぴったりなのが、ウッドデッキです。
私は、デッキのある家で5年間子育てをしてきました。
ウッドデッキは、暮らしに欠かせない存在です。
- 子どもたちの遊び場
- 家族で団らんする場所
- 布団や大物の洗濯を干す場所



家にいる時間が好きになり、幸せな時間が増えました。
思った以上に大活躍!作ってよかったと思っています。
この記事では、ウッドデッキのメリットや費用、実際に使ってみて感じたことを詳しく紹介します。
ウッドデッキのメリット


メリット①室内と庭をつなぐ動線がスムーズになる
私の家は、リビングから直接デッキに出られるようになっています。
デッキにシートを敷くと、動線がスムーズになります。
- 室内と庭の行き来が簡単
- リビングが広がる感覚
- 開放感がアップ



靴を履き替えなくても、庭に出ている気分を味わえます!
子どもが4人と多いので、遊び場所が広がるのは大きなメリットです。
行動範囲が広がり、ケンカすることが少なくなります。
メリット②子どもの遊びスペースになる
ウッドデッキは、自由に遊べる場所になります。
室内と違い、汚れやスペースの制限を気にせずに、のびのびと楽しめるのが魅力です。
例えば、こんな遊び方があります。
- 色水づくり
- 歌のコンサート
- ビニールプールで水遊び
- おもちゃを広げておままごと
うちは、0歳と1歳の子を寝かしつけている間、8歳と7歳の子はウッドデッキで遊んでいました。親の目が届く範囲で遊ばせてあげられるため、安心感もあります。



「静かにしなさい」と言う必要がなくなり、親のストレスが減ります。
では、子どもたちが、デッキで遊んでいる写真をみていきましょう!
色水づくり


庭の草花を使って、色水づくりをしています。理科の実験みたいで、楽しいようです。
幼い子にとって、ウッドデッキは机にもなります。幼児〜小学校低学年ぐらいは、ウッドデッキが立ったまま遊べる場所としてちょうどよいです。



おやつの時間になると、「ウッドデッキ」=「休憩場所」にかわります。


ウッドデッキに腰をかけて、横並びでおやつを食べている子どもたち。最高に可愛いです。
ウッドデッキで歌う





子どもたちにとって、「ウッドデッキ」=「ステージ」です。
のびのびと歌うことができるため、気分が高揚するようです。元気いっぱいに歌う子どもの姿をみて、明日からの仕事を頑張ろうと気持ちになります。
ビニールプールで水遊び


ウッドデッキが広ければ、ビニールプールを設置できます。軒を深くしているため、夏の直射日光を防ぎ、日陰で水遊びをすることができます。



噴水がある公園に出かけたりする必要もなく、着替えもラクです。
おもちゃを広げておままごと


ウッドデッキでおままごとをすると、室内と違う気分を味わうことができます。非日常的な空間が、子どもたちを楽しませるようです。小さな机をだしてあげると、さらに気分が高まります。



子どもたちが夢中遊んでいる時間=親の自由時間になります!
メリット③家族の時間を楽しめる
ウッドデッキは、家族の団らんスペースとしても最適です。
屋外にみんなで出ると、非日常的な気分を味わうことができます。
例えば、次のようなことをしています。
- 集合写真をとる
- シャボン玉で遊ぶ
- 夕方にBBQをする
家族の時間:集合写真をとる



我が家は、お正月に集合写真を撮影しています。
撮影場所は、毎年同じ場所のデッキです。写真を見返すし、家族の歴史を感じています。デッキに腰掛け、子どもを膝の上にのせるといい感じに写真がとれます。
家族の時間:シャボン玉をする


ウッドデッキを椅子代わりにして、遊んでいます。
家族の時間:夕方にBBQ


子どものテンション爆上がりのイベントです。外食するよりも安く、すぐに準備・片付けができるので気軽に楽しめます。リビングとつながっているため、食材や食器を運ぶのもラクです。
メリット④洗濯物を干しやすい
屋外の洗濯スペースとしても、ウッドデッキは便利です。



我が家は、ウッドデッキの手すりに布団を干しています。


洗濯機を設置している近くにデッキがあれば、洗濯物を運ぶ手間が減り、家事の効率が上がります。軒を深くしてあれば、突然の雨でも濡れる心配はありません。
メリット⑤家の価値やデザイン性が向上する
ウッドデッキは、家の外観をオシャレにする効果もあります。



あなたの家は、庭もきれいだし、ウッドデッキが素敵だわね。
あるとき、通りがかりの方から声をかけられたことがありました。
ウッドデッキがあると、庭の雰囲気が引き締まり、家全体のデザイン性もアップします。家の第一印象が良くなるのは、大きなメリットです。
ウッドデッキの価格・費用
ウッドデッキの価格は、
✅ 素材(天然木 or 人工木)
✅ 付属品(フェンス・ステップなど)
✅ 下地の処理方法
✅ メンテナンス費
といった要素によって大きく変わります。
設置するだけなら、一概に天然木が高い、人工木が安いというわけではありません。素材によって異なりますが、10㎡(3帖)で25〜40万円ほど かかります。



では、ウッドデッキにかかる初期費用や、私がつけた「付属品」などを見ていきましょう。
初期費用①天然木と人工木のどちらにする?
ウッドデッキの素材には、大きく分けて「天然木」と「人工木(樹脂木)」の2種類があります。
天然木 | 人工木 | |
メリット | ・自然のぬくもりと肌触りが感じられる ・寸法や形状に制限がなく、自由に設計、加工できる | ・耐久性が高い ・メンテナンスがほぼ不要 |
デメリット | ・腐食やシロアリの被害を受けやすい ・定期的な塗装や防腐処理が必要 | ・天然木に比べると質感や風合いが劣る ・夏場は直射日光で熱くなりやすい |
人工木は初期費用がやや高くなる場合がありますが、長期的に見るとメンテナンスの手間や費用を抑えられることが多いです。
初期費用②付属品をつける?
ウッドデッキの費用は、単なる床面の施工だけでなく、フェンス・ステップ・照明・屋根・収納・コンセントによっても大きく変わります。



どの付属品をつけるかで、使い勝手が大きく変わります。慎重に選びましょう。
付属品 | 役割・メリット | 費用目安 | おすすめ度 |
フェンス(手すり) | 転落防止や目隠し効果 | 3~10万円 | ☆☆★ 布団を干すなら便利 |
ステップ(階段) | 庭との行き来をスムーズにする | 2~5万円 | ☆★★ デッキの高さ次第 |
屋根・オーニング | 雨や日差しを防ぎ、使いやすくする | 5~20万円 | ☆☆★ 深い軒があれば不要 |
照明 | 夜間の使用や防犯対策 | 1~5万円 | ☆★★ 夜に使うことが少ない |
収納ボックス | ガーデニング用品や掃除道具を収納できる | 1~3万円 | ☆☆★ 物置が遠いなら◎ |
コンセント | 扇風機、プールの電動空気入れ、ホットプレートなどに便利 | 1~3万円 | ☆☆☆ いろいろ使えて便利! |
付属品「手すり」は、布団干しに便利!


我が家では、手すりを設置しています。布団を干せるのがとても便利です!しかも、手すりがあることでデザイン的にもおしゃれになり、満足度が高いです。
付属品「照明」はつけたけれど、ほとんど使わない…


デッキの真上に照明をつけましたが、正直ほとんど使っていません。



使わない理由は、夜にデッキで遊ばないから。
もう一つ、後悔していることがあります。
それは、「照明をつけっぱなしにしてしまうことがある」ことです。
どうやら、子どもがいたずらでスイッチを押していたようです。遮光カーテンのせいで、外の明かりがついていることに気づかず…(朝までつけっぱなし)。照明は、無理してつけなくてもいいと思います。
付属品「コンセント」は、必須!


デッキの近くにコンセントがあると、とにかく便利です!
- プールの空気をすぐに入れられる
- ホットプレートをつなげて簡易BBQができる
- 芝刈り機をつなげて芝の手入れができる



デッキの端やリビング側の出入口付近に設置すると使いやすいです。
計画段階で設置をおすすめします!
ウッドデッキの付属品は、あると便利なものから意外と使わないものまでさまざまです。後から追加が難しいものは、最初の設計時にしっかり検討しておきましょう。 特に、コンセントは必須! ぜひ設置をおすすめします。
初期費用③下地の処理は何をする?
ウッドデッキを長持ちさせるためには、下地の処理がとても重要です。
下地の種類によって、デッキの耐久性・安定性・メンテナンス性が変わってきます。
下地の種類 | メリット | デメリット | 費用目安 | おすすめポイント |
土のまま(処理なし) | 費用がかからない | 湿気がこもりやすく、雑草や虫が発生しやすい | 0円 | おすすめしない。 |
砂利敷き | 水はけがよく、雑草・害虫対策になる | 時間が経つと、砂利が動く | 1〜3万円 | 費用を抑えたい人向け。防草シート必須。 |
コンクリート | 地盤がしっかりし、湿気・害虫対策◎ | 費用が高く、撤去が大変 | 5〜15万円 | 耐久性を重視したい人向け。 |
束石(独立基礎) | デッキが安定しやすい | 施工の手間がかかる | 3〜10万円 | 手間をかけずに、しっかりした基礎にしたい人向け。 |



我が家は、防草シートの上に砂利を敷いています。
- 見栄えがよい
- 水はけがよい
- 歩くと音が出て防犯対策になる
- 雑草が生えないので、手入れがラク
- 湿気がこもらず、デッキが長持ち



家の雰囲気や予算に応じて、どのような下地にするか検討しましょう。
メンテナンス費はいくら?
ウッドデッキを長く使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、天然木のウッドデッキは、防腐・防虫・防カビ対策の塗装を定期的に行わないと、劣化が進んでしまいます。
- 塗装の目安:1〜2年に1回
- 作業時間:半日〜1日程度
- 費用:5,000円〜15,000円(DIYの場合)



紫外線や雨にさらされる部分は、劣化が早いためこまめなチェックが必要です。
メンテナンス費の内訳は、次のとおり。
必要なもの | 役割 | 価格(目安) | 備考 |
キシラデコール(塗料) | 木材の防腐・防虫・防カビ対策 | 約6,000~10,000円/3.4L | 3.4Lで約15㎡塗れる |
コテバケ | 広い面をムラなく塗る | 約1,500~2,500円 | ハケより作業がラク |
刷毛(ハケ) | 細かい部分の塗装用 | 約500円 | 隅や細かい部分に使用 |
サンドペーパー | 表面を滑らかにする | 約1,000円 | 塗装のノリをよくするために使用 |
ウエス(布) | 塗装の拭き取り用 | 0円 | いらない布でOK |
ブルーシート | 地面を汚さないように敷く | 約1,000円 | 塗料が垂れるのを防ぐために使用 |
養生テープ | 塗りたくない部分を保護 | 約500円 | 柱や壁の保護に使用 |
メンテナンスの流れは、
- 表面の汚れを落とす(デッキブラシやウエスで水洗い)
- ヤスリで表面を整える(塗料のノリをよくする)
- 塗料を塗る(コテバケ&ハケを使って均一に)
- しっかり乾燥させる(天気の良い日を選ぶ)
この作業を自分でやれば、1回のメンテナンス費用は1〜1.5万円程度で抑えられます。業者に依頼すると3〜5万円以上かかることもあるため、DIYができるなら、挑戦するのがおすすめです。



私も、年に1回デッキのメンテナンスを行っています。
▶ ウッドデッキのメンテナンス方法について詳しく知りたい方はこちら
👉 ウッドデッキ塗装の手順&おすすめ道具
ウッドデッキのデメリット
デメリット①天然木のデッキは、メンテナンス必須
天然木は、塗装や防腐処理を行わないと
- 紫外線や湿気、雨などにさらされ
- 腐食、ひび割れを起こし
- 時間とともに劣化します



業者に頼むと費用も高くなるので、自分でメンテナンスをしないといけません。
手間をかけたくない方は、経年変化が少ない「人工木」と「下地を束石にする」を使ったデッキを選ぶとよいでしょう。
デメリット②デッキの下の雑草取り・掃除が面倒
ウッドデッキは下に隙間があるため、掃除や雑草取りが面倒というデメリットがあります。



狭いスペースでの作業は手間がかかり、結構大変です。
特に冬になると、
- 風で落ち葉がデッキの奥に入り込み、
- 頑張って掃除をしても、
- 翌日にはまた元通り。
なんてことは、よくあります。
でも、定期的に掃除をしないと見た目が悪くなってしまいます。デッキの下の掃除は、頑張りどころです。我が家では、この作業を「イベント」として楽しみながら子どもと一緒に行っています。
デメリット③虫が集まる可能性がある
天然木のデッキの場合、湿気を吸いやすくなります。



そのため、カビやシロアリなどの害虫が集まりやすくなります。
対策は、デッキの下を掃除することや、木材に防腐処理を施すことです。手間を減らしたい方は、人工木を選ぶのも一つの方法です。
デメリット④人目が気になる
デッキは開放感がある反面、人目が気になることもあります。
特に、次の場合は注意が必要です。
- 家の前が人通りが多い道路
- 住宅地などの人が多い場所
開放感とプライバシーを両立させるためには、手すりやフェンスを使って目隠しを作る必要があります。



でも、また設置に追加費用がかかってしまう…



サイドシート付きのタープを使えば、低予算でプライバシーを守ることができます。


- 大人一人で設置できる
- 人目を気にせずプールに入ることができる
- サイドシート(=壁)があることでリビングの広がりを実感できる
写真のように、開放感とプライバシーを両立させることができます。人目が気になる方は、サイドシートつきのタープを検討してみましょう。
デメリット⑤あまり使わない可能性がある
ウッドデッキは憧れのスペースですが、設置後にあまり使わないという方もいます。
でも、私たちの家では、ほぼ一年中使っています。
- 春:デッキで遊ぶ&食事
- 夏:デッキでプール、色水づくり
- 秋:デッキで遊ぶ&食事
- 冬:デッキに布団やクッションを干す
現在の家に住んで5年、最年少の子どもは0歳なので、あと7〜8年間はこのライフスタイルを続けると思います。10年以上使えるなら、ウッドデッキを設置してよかったと感じるはずです。せっかくのデッキが無駄にならないよう、使用頻度やライフスタイルに合った設計を考えることが重要です。
まとめ:ライフプランを考えて、必要性を考えよう!
ウッドデッキは、屋外で過ごす楽しさを広げ、家族との時間を豊かにする素晴らしい空間です。しかし、設置には手間や費用がかかるため、自分のライフスタイルや住環境に合っているかをしっかり考えることが大切です。
ウッドデッキをおすすめする人と、慎重に検討したほうがよい人をまとめました。
おすすめする人
✅ 屋外で過ごすのが好きな人
✅ 家族とのコミュニケーションを大切にしたい人
✅ 家にいる時間が長い人
✅ 土地に余裕がある人
✅ メンテナンスを定期的にできる人
🌿 → 外の空間を有効活用したい方には、ウッドデッキがぴったりです!
慎重に検討したほうがよい人
⚠️ インドアな趣味が多い人
⚠️ プライバシーを重視する人
⚠️ 季節的にあまり使わない人
⚠️ スペースに余裕がない人
⚠️ メンテナンスの手間をかけたくない人
💡 → こういった方は、人工木デッキやタイルデッキ、目隠しフェンスの活用を検討すると快適に使えます!



ウッドデッキは、設置すれば必ず活用できるものではなく、「自分の生活スタイルに合うかどうか」が重要です。
また、「メンテナンスが大変そう…」という方は 人工木やタイルデッキ を選ぶ、
「人目が気になる…」という方は フェンスやタープを設置する など、工夫次第で快適なデッキライフを実現できます!
あなたにぴったりのウッドデッキを見つけて、長く楽しめる空間を作りましょう!